マウスウオッシュ選びの際にはチェックすべきポイントがいくつかありますが、その商品に入っている成分がどうかという大事なポイントがあります。

まず、マウスウォッシュによく含有されている成分の一つが、CPCという成分です。正式名称は塩化セチルビリジニウムといい、濃度が低くても高い殺菌効果が期待できる成分になります。

ただ、このCPCは微生物の集合体である、バイオフィルムには効果が期待できないとされています。このバイオフィルムというくくりには歯垢も含まれているため、この対策をしたい場合に有効成分がCPCだけでは不十分といえます。

同じく、歯周病予防に効果があるとされるCHX（クロルヘキシジン）もバイオフィルム対策としてはあまり適していません。頑固な歯垢対策をしたいという場合には、IPMPという成分に注目する必要があります。

正式名称はイソプロピルメチルフェノールといい、歯垢などのバイオフィルムの内部にまで浸透するというデータがあります。なので歯周病予防には効果があるとされていますが、虫歯の原因菌とされているミュータンス菌を殺菌するデータはまだないようです。

虫歯予防目的ならば、フッ素含有のマウスウォッシュを探してみましょう。その他、ホワイトニング効果を期待するならポリリン酸ナトリウムや、炭酸水素ナトリウムという成分を、天然のものにこだわりたいならハーブや精油の成分が含まれているかを見る必要があります。